〜伝統舞踊や音楽で味わうハンガリー語母語話者の文化〜
Jó napot kívánok!
11月23日「sótalan[洪]⇔塩足らん[日]」文化イベントは無事に終了いたしました!
来ていただいた方々にお礼を申し上げます。
イベントは豊富な内容で、ハンガリー語とハンガリー文化のさまざまな面—音楽、踊り、生活など—に触れることができました。
まず、ハンガリー語ってどんな言語なのかご存知でしょうか。
ハンガリー語の「sótalan」という言葉は、日本語の「塩足らん」、塩がない、足りないという表現に当たります。
当イベントでパパイ・エステル先生がハンガリー語の仕組みの説明と、基本的な挨拶を教えてくれました。この大切な知識を持って、ハンガリーへ出発しました!
ちなみに、イベントのタイトルは、有名な民話に関わるものです。
ある国の王様は3人の娘に聞きました。
「どれほど私を愛していますか。」
上の娘二人は何か美しい言葉で返しましたが、一番年下のお姫様は、
「人々が塩が好きなのと同じくらいお父さんのことを愛しています!」と答えました。
それで怒られて、国から追い払われましたが、隣の国の王子さまと出会い、結婚しました。王子にお父さんの話をしたら、王子にいい案が思い浮かびました。
宴を開いて、王様を誘いました。ですが、料理に塩をまったく入れませんでした。王様はそれを食べたら、娘が前に言っていたことが理解できました。それでお姫様と再会して仲直りをしたという素敵なお話です!もちろんイベントで紹介されました!^~^
隣の国にもハンガリー語母語話者の文化があります。
たとえば、トランシルヴァニア(隣ルーマニアの一部)にもハンガリー系の人が住んでいて、今も様々な伝統を引き継いでいます。
堀川能輿さんと高崎泰斗さんは、ハンガリーとルーマニアの旅行、留学の話をたくさん紹介してくれました。お二方はダンサーさんなので、踊りの練習をはじめ、現地の果物とタクシードライバーの様子まで楽しく語ってくれました。日記と呼べるものでしょうか。
ハンガリーの踊りも披露してくれました。彼らの大好きなトランシルヴァニアの話もたくさんできました。堀川さんによると「ルーマニアはたい焼きの形をしています。たい焼きのおなかがトランシルヴァニアです。一番あんこが詰まっているところがトランシルヴァニアです。あんこには、宝石が入っていますね」だそうです!
京都大学民族舞踊研究会OB・OGの高崎泰斗さんと芦澤和さんはルーマニアのモルドバ地方に住んでいるチャーンゴー人(ハンガリー系の小数民族)の踊りを紹介してくれました。
ダンサーさんたちは、男女で踊ったり、一人で踊ったりしましたが、最終的にお客様をみんな誘って、手を繋ぎ、大きな輪でみんなで楽しく踊りました!音楽もライブ音楽で、主にバイオリン(熊澤洋子さん)と笛(きしもとタローさん)によるものでした。
笛の伝統的な吹き方について講演も聞かせていただき、とても興味深かったです。「マジャール人の吹き方」があるらしいです。吹きながら声を出し、笛の音と声、二つの音が重ね合って、面白い音色に聞こえます。
ご興味のある方はぜひきしもとタローさんに習ってみてください。
今回のイベントは講義とコンサートという特別な形で初めて開催してみましたが、大成功でした。機会があればみんなで集まってまたやりたいですね。
皆さんと再会をお待ちしております!
では、では!
Köszönjük szépen!
このイベントは終了いたしました
日時: 2022年11月23日 (水・祝) 受付開始:14:30
時間: 15:00〜18:00
場所: 京都市左京東部いきいき市民活動センター
参加費 : 2,500円(税込)
ヨーロッパの中心に位置する小さな国、ハンガリー。ご存じでしたか、ハンガリー語、そしてハンガリー文化はその国境線を超えて存在していることを…
今回のイベントでは、まずハンガリー国内の魅力やハンガリー語の雰囲気を感じとり、そこから隣国のルーマニアへ出発します!トランシルヴァニアの美しい丘、ジメシュ地方やモルドバ地方のチャーンゴーの人たちが出迎えてくれます。現地の伝統音楽やダンスパフォーマンスを楽しみ、皆さんと一緒に気軽に踊りの喜びを味わってみたいと思います。
ハンガリー文化圏の民族舞踊を体験できるだけでなく、日本人の舞踏経験者やハンガリー人からお話を聞くこともできます!
物語を一緒に作りませんか。
予約申し込みはこちらから
【会場へのアクセス】
〒606-8432 京都市左京区鹿ケ谷高岸町3-2
市バス「東天王町」下車 東へ徒歩5分
【地図】
<イベント参加をご希望の方>
感染症拡大防止の観点から、定員を限定させていただいております。ご了承ください。
イベント関係者、参加者のみなさまに入室時の検温、体調チェック、
マスク着用、手指消毒の徹底をお願いしております。
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